
これまた レアな クルマ
ロードゴーイングカー ですが
WRC グループBマシン に開発されたマシン
おもしろい メカニカルレイアウト してて
このマシンの登場で 私の頭の中の モヤモヤも
晴れました

フォードと言えば エスコート
乗りまわしてみたい ラリーマシン No1 です
シンプルな FRに カンカンに回る NAエンジン
ソレックスの吸気音に リアを沈ませて加速
その姿に しびれものでした
なんですが
周りは 4WDマシンが 主流
どう頑張っても 勝てません
それでも グループ4 最終年の82年まで
よく頑張ったものです

デルタS4 ほど とんでもマシン ではありませんが
かなり チャレンジングなマシンです
メカニカルデザインに興味深々なのと
実戦結果が 非常に楽しみでした
ワークスカラーの RS200 は すごく カッコよかった

エンジン:コスワースチューン
ベースは BDA 直列4気筒に ターボ BDTエンジン
ターボ係数 1.4 3000㏄ 未満 1800㏄
ミッドシップに 後ろ向き 縦置き
ここまでは ミッドの ふつう
ここから RS200 のチャレンジ
RRのように 後ろ向きにエンジン搭載
座席の お尻の横に クラッチがあって
そこから フロントに プロペラシャフト
フロントアクスル後方に トランスミッション
その前方に フロントデフ 左右に ドライブシャフト
これで 前輪を駆動
トランスミッションから 後方に プロペラシャフト
エンジン後方の リアアクスルへ
リヤデフから 左右に ドライブシャフト
エンジンを通過するのに ジョイントで つなぎ
全部で 4本のプロペラシャフトがある
な~んでこんなことするのか

その理由は 重量配分
重いトランスミッションを 前方に配置することで
前後重量配分を 50:50 にした
これは 私も ずっと思ってたことなんですよね
フロントヘビー の FR
リアヘビー の RR
フロント 軽過ぎの MR
理想は 50:50 なんですが
どうしてこんなことを問題にするかというと
まずは ハンドリング
フロントに 重量物があると アンダーが出やすい
リヤに 重量物があると アンダーが出やすい
これは フロントに荷重が かかると タイヤの接地圧が 上がるので
意外に良い でも限界に近づくと 慣性重量が 大きくなってしまい アンダー
後ろに重いと リヤが外に出ないので フロントが入ってくれない
が リアが流れ出すと 今度はオーバーステアになり
慣性重量が大きいリアが流れ出すと 止まらなくなる
MRも RRと 同じような傾向だが そこまでひどくない
トラクション
FRは 加速時 駆動輪は 後輪だが 軽いために 空転しやすい
その点 FFは 駆動輪に エンジン重量がかかる
が 加速時は フロントが浮くから 一概に有利とはいえないが
加速時は 荷重が後方に移動するので リアが重い RR MR 有利になる
ざっくり言えば なんだが
その 良いとこ取りを しようと ミッションを フロントに配置し
フロント荷重を 増やし トラクションアップ
リアの慣性重量を 減らし コントロール性能向上
ということだ
トルク配分は
センターデフ フルタイムで 37:63
センターデフ ロックすると 50:50
フロントデフ フリーにすると 0:100
中低速の ラフロードで ロック
後輪駆動にするって いつ? 高速サーキット?
このセンターデフ 4WD の キモ なんですよね
4WDの進化は センターデフ にある といっても良い
その後 アクティブセンターデフの登場すると…
50:50は 良かったのですが
私も そこ考えていたこともあって
結果が気になるところでした
が 良いことばかりではなかったようです
まずは 複雑になって 車両重量が 増大してしまった
そして ミッションが前にあることで
エンジン回転数を減速できず プロペラシャフトが回転数が高い
通常 ミッションインプットギヤで 入る前に減速されています
これは プロペラシャフトの 高回転での強度 振動 精度
ジョイント ベアリング いろいろ問題があったでしょう
チャレンジに起こるプロブレム
その辺の 問題が出てきたことで 脳内アイデアの 実戦テスト
モヤモヤも 晴れたというわけです
このレイアウトは 追従しない という結論です
4WDマシン 結果
エンジン縦置き フロント 50:50 クワトロ
エンジン縦置き ミッドシップ 30:70 デルタS4
エンジン横置き ミッドシップ 33:67 プジョー205T16
グループB廃止後の 他カテゴリーの ミッド搭載マシンは 横置きが主流です
また グループAでの セリカ ランサー インプレッサに つながっていくわです

博物館で買った ポストカード
ルーフの クマさんの 耳
エアインテーク エンジン用と オイルクーラー冷却用だろうか
中央の横長は インタークーラー用
インタークラーが ルーフという 高い位置にあった
重量物は 高い所に上げたくないが 苦肉の策 ということだな
デビューが 1986年ということで 実戦参戦は 少なかった
クワトロ使いの スティグ・ブロンクビスト 起用した
彼は サーブ乗り だった スウェディッシュでは 強烈だった
その後 クワトロで活躍 フォードに来た
この後 パルサーGTI の初期の ドライバーも務めた
そして Mスポーツの 強面 マルコム・ウイルソンもドライブした
かわいいフォルムのRS200
コースから飛び出し観客が死亡するという事故もあった
これまた 悲劇のマシンともいえる
イヤイヤ グループB廃止 正解でしたよ
1982年からの グループB
そして 2022年からの Rally1 ハイブリッドカー
そのバカ速さから 激しいクラッシュが 続いた
こらもう グループBの頃に 突入してる 危険だ!
そう感じた
今年から ハイブリッドが廃止され クラッシュが激変した
正解よ
もう ヒルボネンのような 天才ドライバーを 失いたくない
今年の WRC は おもしろい